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2008年12月04日 up 終了しました。ご参加ありがとうございました。

高木学校 第12回市民講座
"がん検診"で寿命は延びるか? ー早期発見 早期治療と言うけれどー

 高木学校での医療被ばくに関する市民講座は5回目になります。がんは「早期発見、早期治療」が第一とかたく信じられ、健康で何も症状がない人も安心のために検診を受けます。しかし、検診を受けた人は受けなかった人よりも長生きできるのでしょうか? 検診で受ける少しのエックス線は本当に安全なのでしょうか? 私達は検診やエックス線検査に関してたくさんの疑問をもっています。"がん検診"に関して統計にもとづいた予防医学の立場から、その有効性を検証された岡田正彦先生をお招きしてお話をうかがいます。

日 時: 2009年1月17日(土) 13時30分から17時00分(13時00分開場)
会 場: カタログハウス・セミナーホール
     渋谷区 代々木 2-12-2(新宿駅南口7分)
講 師: 岡田正彦 教授
     (新潟大学 医学部大学院 予防医療学 『がん検診の大罪』の著者)
主 催: 高木学校
参加費: 一般1000円(事前振込700円) 学生800円(事前振込500円)
申 込: 参加ご希望の方は郵便、ファックス、Eメールで高木学校事務局まで
     必ず事前に申込み、下記に料金をお振込みください。
     郵便振替 00150ー8ー28425 加入者名 高木学校

※チラシ(PDF/133kb)のダウンロードは、こちらから

プログラム:

◆高木学校から:崎山比早子
CT検査、PET検診、マンモグラフィーが増加している現状に対し、放射線被ばくを心配する声が高まっています。高木学校ではこれまで『市民版医療被ばく記録手帳』『受ける?受けない?エックス線CT検査』を発行し、「線量を聞いて記録し、放射線の危険性を知る」ことによって医療被ばくを低減するよう提案してきました。線量を記録することがなぜ必要なのか? 放射線の危険性とは何か? についてお話します。

◆講演:間違っていた、がん医療の常識ー情報のウソをみぬくには
 講師:岡田正彦 教授
「がんは早く治療すれば治る」は疑う余地のない常識と考えられています。その結果多くの人はがん検診を受けています。はたしてそれによって死亡率が減少し、寿命が延びるという証拠はあるのでしょうか。常識と考えられてきたことに、どの位の根拠があるのか、あるいはないのか、統計学的データ分析によって得られた結果をお話しします。自分の健康を守るためには自分自身で情報のウソを見抜く力を身につけることが重要です。

『がん検診の大罪』新潮選書/『がんは8割防げる』祥伝社新書72/『医学・生物学のためのデータ解析入門』コロナ社/『医療から命を守る』日本評論社/『治療は成功、でも患者は早死にした』講談社+α新書/『暴走する遺伝子』/『薬を買う前に読む本』
など著書多数

◆質疑と意見交換
 ・聞いてみたいことはありませんか?
 ・疑問を出し合い一緒に考えましょう!


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