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イベント

2021年2月5日 up 終了しました。ご参加ありがとうございました。

高木学校 第23回市民講座
「原発事故10年 終わらない放射線被害」

 東電福島第一原発事故から10年、放射能は消えず、健康被害もなくなりません。事故を起こした東電、国策として原子力を推進してきた政府ともに責任をとらないばかりか、差し迫る大地震の前に老朽化原発の再稼働へとうごめいています。再び原発事故の惨禍を引き起こすことのないよう、国会事故調査によって明らかにされた事実と現状を知る必要があります。

 市民講座では、福島における甲状腺がん多発を放射線被ばくの影響と認めない検討委員会の見解や福島医大の発表を検討します。また、あらたにわかってきた専門家の言動から、放射線科学の闇に迫ります。さらに、放射線被害を放射線以外の被害に比べて少ないとする国際的な防護組織について検証します。

 私たちは先の見えないパンデミックの渦中にあります。原発事故の原因となった科学と政治のゆがんだ構図は、新型コロナ対策にも色濃く現れています。人権やいのちを基本に置いた社会を構築するためにはどうしたらよいか、みなさんと話し合いたいと思います。


日 時: 2021年2月28日(日) 10時00分 から 17時00分
               (12時00分から13時30分まで休憩)

会 場: オンライン会議システムZoomを使用したオンライン講座です。
     ・PDF資料は事前にダウンロードをお願いします。
     ・講演は録画して後日公開します。

主 催: 高木学校

参加費: 無料 カンパ大歓迎!
      <送金先> 郵便振替 00150-8-28425
      ※送金先番号の記載に誤りがありました。正しく上記になります。
      (ゆうちょ銀行019店 当座 口座番号0028425)加入者名 高木学校

申 込: 以下の申込みフォームより申込みをお願いします。
     → 第23回市民講座 参加申込みフォーム
     折り返し、事務局より市民講座参加用のURL等をメールでお送りします。
     入力していただくメールアドレスに誤記があるとメールが届かないので、
     ご注意ください。定員(90名)になり次第、受付を終了します。

【Zoomを初めて使用される方へ】
※マイク・スピーカー機能のついたPC、または、スマートフォン、タブレットが必要です。
※スマートフォン・タブレットをお使いの方は、Apple StoreまたはGoogle Playから「Zoom」で検索し、「ZOOM cloud meetings」アプリをインストールしてください(無料)。
※パソコンをお使いの方は、参加URLをクリックすると自動的にアプリのダウンロードを要求されますので、許可してインストールしてください(無料)。
※開始時間になりましたら、参加URLを再度クリック(またはタップ)いただくか、トップメニューの「参加」ボタンから、会議IDとパスワードを入力して入室してください。

※チラシ(PDF/465.6kb)のダウンロードは、こちらから


プログラム:
< 10時00分 から 12時00分 >
【はじめに】国会東電福島原発事故調査委員会が明らかにした事故の責任とその後
                   崎山比早子(医療被ばく問題研究グループ)
●国会事故調は福島原発事故を人災としました。責任を問われるべき人達は何をし、何をせずに被害を発生させ、拡大しているのか、現状を概観します。

【講演1】被ばくの影響が否定された福島県における甲状腺がんの多発
                     - その結論を導く方法論
                   崎山比早子(医療被ばく問題研究グループ)
●福島県の県民健康調査検討委員会や福島医大の発表では、「甲状腺がん多発が被ばくの影響とは考えられない」としています。疫学調査と遺伝子分析からどのようなからくりで結論をだしたのでしょうか?

< 12時00分 から 13時30分 > 休憩

< 13時30分 から 15時30分 >
【講演2】核に支配された専門家の不実
                   奥村晶子(医療被ばく問題研究グループ)
●10年をさかのぼって専門家の言動を検証すると、放射線被害を矮小化しようとする意図が浮かび上がってきます。専門家の背景に何があるのかを明らかにして、問題解決につなげていきます。

【講演3】放射線被害を「正当化・最適化」する国際組織と日本政府                    瀬川嘉之(医療被ばく問題研究グループ)
●国際放射線防護委員会ICRPは、避難による影響と被ばくによる健康影響を比べ、被ばく以外の影響を考慮するとして被ばくを容認しています。政府の加害行為による被害は被ばくも被ばく以外もあってはならないのです。

< 15時40分 から 17時00分 >
【意見交換】

当日資料:
国会東電福島原発事故調査委員会が明らかにした事故の責任とその後 崎山(PDF/6.9MB)
被ばくの影響が否定された福島県における甲状腺がんの多発 崎山(PDF/3.4MB)
核に支配された専門家の不実 奥村(PDF/3.6MB)
放射線被害を「正当化・最適化」する国際組織と日本政府 瀬川(PDF/11.2MB)

2021年4月1日 up

講演動画:
【はじめに】国会東電福島原発事故調査委員会が明らかにした事故の責任とその後(崎山比早子)
【講演1】被ばくの影響が否定された福島県における甲状腺がんの多発 - その結論を導く方法論(崎山比早子)
【講演2】核に支配された専門家の不実(奥村晶子)
【講演3】放射線被害を「正当化・最適化」する国際組織と日本政府 (瀬川嘉之)


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